スポールブールとは


スポールブールの歴史

 「スポールブール」は「スポーツボール」をフランス語読みした時の発音でその名の通り球技です。「スポールブール」が誕生したのは今からおよそ5000年前。ボールを目標に近づける遊びとして始まったと言われており、古代エジプトや古代ギリシャの文献にもその記録が残っていることから世界で最も古い球技の一つと言われています。当時は石を磨いたボールを使っていましたが、それが今に至りルールが整備され金属製のボールを用いて競技が行われるようになりました。

 現在では1946年に設立された国際スポールブール連盟が競技の統括を行なっており、世界67の国・地域が加盟しています。連盟の設立後には2年に1度男子世界選手権が、毎年女子世界選手権、U23.18世界選手権が開催されておりまたオリンピックの補完的競技大会であるワールドゲームズの競技種目ともなっています。さらには今後オリンピック種目採用に向けた活動も行われています。

 日本では日本ペタンク・ブール連盟が競技の統括を行なっており、毎年日本選手権等国内大会も数多く開催されています。

競技方法

スポールブールではボールを投げてボールを弾き飛ばすことを「ティール」といい、ボールを転がすことを「ポワンテ」といいます。

スポールブールには全部で6つの種目があり、ここではその6種目についてご紹介します。

プログレッシブ

 プログレッシブは1人で5分間走りながらボールを12~17m先の目標球に向かって投げ続け、その当てた回数を競う種目です。目標球は当てるごとに位置が変化します。ミスが許されない中での緊張感のあるパフォーマンスが見どころです。

(画像は東京新聞様より)


ラピット

 ラピットは2人ペアで行われますが基本的なルールはプログレッシブと同様で5分間走りながらボールを目標球に向かって投げ続けその当てた回数を競います。ペアは1人4球投げるごとに交代します。プログレッシブと異なり目標球の位置は変化せず常に同じ場所に置かれます。プログレッシブよりもさらに速い動きの中で行われるためスピード感のある種目となっています。

 

 


プレシジョン

 プレシジョンは11通りにターゲットボールが置かれそれをティールする種目です。ターゲットボールの位置は1球投げるごとに変化し同じ場所に置かれることはありません。ターゲットの難易度によって点数が異なります。ターゲットボールによっては障害ボールが置かれることもあるため高いティール精度と集中力が求められます。


シングル

 シングルは1vs1、1人4球ずつの持ち球を使って相手よりどれだけ目標球にボールを寄せられるかを競う種目です。相手の球より目標球に近づいていた分がそのまま得点になります。ボールを寄せるには基本転がしますが、状況によっては相手のボールをティールして弾くことも出来ます。どちらかが13点取るまでこれを繰り返します。

 似た競技にカーリング、ペタンク等がありますがこれはスポールブールから派生したものと言われています。


ダブルス

 ダブルスは2vs2、1人3球ずつの持ち球であるということ以外ルールはシングルと同じです。ペアで行うためポワンテとティールの役割分担が出来ることが特徴です。また人数を増やしてトリプルス、フォワーズとして競技を行うことも可能となっています。


コンビネ

 コンビネはシングルをよりシンプルにしたもので回ごとにポワンテをするか、ティールをするかにはっきりと分かれます。持ち球は1人4球、始めにどちらかがポワンテかティールかを選択しその選択した方で4球プレーを行います。ポワンテは70cmの円の中にボールがおさまれば、ティールは円の中におさまっているボールを円外に弾き飛ばすことで得点となります。ポワンテかティールかはその回が終わるごとに入れ替わります。これらを8回繰り返し最終的な得点を競います。